らくがき漫画とか、ショタラプラの小説をちょっとだけ公開とか。
2020.10.17
アマプラでずっとアンフェア流しながら花を描き続ける一日だった……。
はい、アルストロメリアちゃん(と、ショタラプラ君)に夢中になっていたら一日が終わりました。
おかげで完成しましたー!
そうです、お姉さんに膝枕されている羨ましい少年はラプラだったんですよ!
驚きましたか!(バレバレですよね)
こんなお姉さん夢魔にラプラ少年は一体どんな羨ましいことをされたのか……(されてないかもしれない)
アルストロメリアちゃんとラプラの関係は設定集に載せる小説で明らかになります!
アルストロメリアちゃんは多分すごくママ属性が強い子だと思う。
包容力が高いおっとり系……そんなお姉さん。強すぎる……。
しかしこの夢魔子ちゃん、(顔だけは)誰かに似ているような……?
記事の最下部に本当にちょっとだけ、夢魔子ちゃんとラプラの禁断の××小説の冒頭部を載せました。
興味ある方はどうぞ!
明日はafterの本編執筆したいですね……で、出来るかな~。
今日の落書きはエルミラとレイチェルです。
「ビスケットばかり食べないで野菜食べてよー!」とエルミラの体を心配するレイチェルと、「このビスケット、ニンジンパウダー入りだから! 野菜食べてる! へーきへーき!」とのたまうエルミラの図です。
「じゃがいもは野菜だからポテチはヘルシー!」みたいな……ダメだこの赤毛。
ーーーーーー
私が彼女を初めて見たのは、私がまだ幼い子どもの時。長命であるが故に当時の年齢がいくつであったか、すでに記憶が定かではない。
しかし彼女を初めて見た時に感じた強い衝撃は今もまだ鮮明に思い出せる。
ある時部屋へと招いた父が幼い私に見せたそれは、美しくも悲しい結末を迎えた存在であった。
「我々魔族は理性と知性を得た魔物であることは以前教えたが覚えているか、ラプラ」
「はい。それで父さん、これは……?」
「再び獣へと堕ちた魔族……魔物だ。随分と美しいので”購入”してきた」
見つめながら問う私に、父は静かな声で答える。「値は張ったが、良いものを購入出来た」と続ける父の声を背後に聞きながら、私はすでにそれに魅了されて目が釘付けとなっていた。
私の父は”美しいもの”を収集する癖がある。
屋敷中には父が集めた美しい収集品が至る所に飾られていた。それらは絵や彫刻等の芸術品、装飾品など通常の収集品だけではない。父は美しいければ生きた魔物までコレクションとして手に入れ、屋敷の中に飾っていた。
「まもの、ですか……彼女はどのような魔物でしょうか」
「夢魔だ。知性あるものを魅了し、心を操る厄介な存在だが……」
今回父が新たに”購入”した魔物はまだ生きているようであったが、他に数多くあるコレクションとなった魔物と同様に呪術で眠らされて硝子の棺に入れられていた。
硝子の中に眠る彼女は、獣と堕ちる前は一体どんな存在であったのだろう。
「ただこうして眠っているだけで、すでにこうして我々の興味を引き付けるのだから……本当に恐ろしい魔物だな」
背後で父が笑いながらそんな言葉を呟く。この時すでに父は、私の心がこの存在の虜となっていることに気づいていたのだろう。
「……はい、恐ろしいですね」
そう答えた私を、あの時の父はどんな顔で見ていたのだろうか。
父に夢魔を見せられたその日から、私は憑りつかれたように毎日眠る彼女を観察していた。
父は彼女を禁術を扱う呪術書ばかりを集めた書庫の奥へと飾り、私は「呪術の勉強のため」という理由を周囲に告げて毎日その書庫へと足を踏み入れる。しかし私の興味は呪術ではなく、ただ一人彼女であった。
無機質な硝子の入れ物は、まるで彼女を封じる氷の檻のようである。白磁のような肌やゆるく波打つ長い水色の髪の毛なども相まって、彼女は氷獄に封じられたミスラの精霊のように見えた。
「……あなたの瞳は一体、どんな色なのでしょうか。その髪と同じ水色ですか? それとも……」
固く瞳を閉ざす彼女の顔をじっと見上げて、私はそう呟く。
美しい彼女に魅入られた私は、いつしか彼女のすべてを知りたいと願うようになっていた。
彼女の名は、彼女の声は、彼女の過去は……――私は彼女という存在の全部を知り、暴きたい。
「私はあなたを何一つ知りません。そしてこの先も、あなたのことを知ることが出来ない。こんな近くにある存在なのに……」
心が、ひどく苦しい。硝子ケースに押し付けた掌から熱が消えていく。
見上げる彼女は私の苦しみなど知らぬ顔で眠り続けていた。
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続きは設定集で!
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